

この記事を書いている人
齋藤 もとき
大阪在住/38歳/法人13期目/法人4社経営/せどり/中国輸入/IT教育事業/システム開発・販売/IT教育事業の中核のIBCせどり学科は約1500名が受講、在籍400名/IBCマーケティング学科受講者は年間税引き前利益5000万円突破/社会人の個人がスキルを持ち、自由度の高い人生を送れるような情報を発信しています。
目次

Amazon 刈り取りをご存知でしょうか?Amazon 刈り取りは、電脳せどりの中でも仕入れ先へ返品交換が無償で出来る、リスクの低いせどり方法です。コンサル生を月商数1,000万円以上の売上げまで育てた経験のある私が、Amazon 刈り取りについて詳しく解説していきます。この記事を読むことで、Amazon刈り取りのメリットから、Amazon刈り取りの実践ノウハウまで理解できるようになります。
是非ご覧下さい。
Amazon刈り取りってどんな方法なの?

Amazon刈り取りとは、簡単に説明すると
「Amazonから仕入れてAmazonに売る」せどりになります。
以下では、刈り取りの概要やさらに詳細を詳しく説明していきましょう。
ライバルセラーから仕入れる転売が「Amazon刈り取り」

Amazon刈り取りの仕入れ先は、Amazonで販売をしているセラーです。
普通に考えれば、「Amazonで売ってAmazonに販売するなんて利益でないのでは?」と考えてしまいますが、
・商品の最低価格と次のセラー販売価格の間に大きな価格差が生じている
・自社発送の商品とFBA商品に価格差が生じている
上記のようなことが実際にAmazon内で起こっています。
最低価格で仕入れ、標準価格で売り利益を取ることがAmazon刈り取りの本質です。
Amazon刈り取りの方法を理解することで、刈り取りで利益を稼ぎ出すことができるでしょう。
Amazon刈り取りは規約違反じゃないの?

Amazon刈り取りは、最近まで「新品商品」の刈り取りが規約違反でした。
そのためAmazon刈り取りの、転売セラーは激減しました。
しかし、2019年2月にAmazonの規約が変更になり、Amazon刈り取りが解禁となったのです。
Amazon刈り取りを辞めたセラーも多いことから、ライバルも少なく取り組みやすいせどりだと言えるでしょう。
しかし注意したいのは、Amazon規約は常に規約変更を繰り返していることです。
随時規約のチェックをする必要があるでしょう。
Amazon刈り取りをおこなうメリット

Amazon刈り取りのメリットは以下の4項目になります。
・仕入れが簡単で手間いらず
・検品作業がされていて安心
・刈り取り商品の返品・返金が可能
・仕入れ商品が豊富で大量仕入れできる
順番に説明していきましょう。
仕入れが簡単で手間いらず

Amazon刈り取りは、とにかく仕入れが簡単です。
理由は、Amazon内でショッピングするように商品をまとめてカートに入れるだけで、仕入れが完了できるからです。
取引業者とのやり取りもなく、フリマアプリのように自己評価が悪くなる心配もありません。
また、プライムであれば「お急ぎ便」が利用できて、商品の販売までスピーディーに完結できます。
キャッシュフローも良好になり、仕入れもしやすいでしょう。
検品作業がされていて安心
仕入れ商品の検品作業がされているのは、大きなメリットでしょう。
家電のような精密な機械は、フリマアプリで購入すると素人からの検品なので、細かい部分が壊れている確率が高いです。
しかし、Amazonプライム商品は「30日以内返品保証」がついているので、出品者もリスクを避けて、丁寧に検品の実施をしています。
そのため、フリマアプリよりもジャンクがまぎれるリスクが低いでしょう。
もちろん、0ではないので注意は必要ですが、他サイトの仕入れよりリスクが低いことがAmazon刈り取りのメリットです。
刈り取り商品の返品・返金が可能

Amazonプライム商品は、上記で触れたように「30日間の返品保証」がついています。
なので、「届いた商品がジャンクだった」「販売後にすぐ返品になった」という場合、30日間以内であれば返品・返金が可能になります。
ですので、返品リスクが少ないのが、Amazon刈り取りのメリットと言えるでしょう。
Amazonにしかない返品サービスを上手く利用すれば、返品にかかるコスト削減に効果的ですね。
仕入れ商品が豊富で大量仕入れできる
Amazon内全ての商品を仕入れ対象にできるので、数億もの商品点数から仕入れ対象を探すことができます。
仕入れジャンルは豊富で仕入れに困ることがありません。
刈り取りが始めてでも、自分が興味があるジャンルを選ぶことで楽しくせどりに取り組みことができるでしょう。
Amazon刈り取りのデメリット

Amazon刈り取りのデメリットは以下の3項目になります。
・刈り取り商品がジャンク品ということも
・中身が違う商品が届く場合がある
・刈り取り商品が値崩れ商品だとその後販売できない
順番に説明していきましょう。
刈り取り商品がジャンク品ということも

刈り取り商品のジャンク率は、低いですが存在します。
というのも、どのショッピングサイトにも悪質な販売者は一定数いるからです。
検品をせずに販売するとクレームにつながる可能性が考えられます。
リスクを回避するためには、到着後に自宅や外注先で、再度検品をする必要があるでしょう。
また、低評価の多いセラーからは仕入れをしないということが必要ですね。
中身が違う商品が届く場合がある
中身が違う商品が届くというデメリットです。
販売セラーがFBA納品(Amazon倉庫へ納品)の際に、納品シールを誤って貼り付けてしまい、違う商品を販売していることが一例として挙げられます。
もし刈り取りの商品を検品作業なしで気付かず販売してしまうと、クレームになることがあるでしょう。
刈り取り商品が値崩れ商品だとその後販売できない
刈り取り商品を仕入れる際は、市場の相場から下がった価格帯のものを仕入れます。
しかし、すでに最低価格が、市場の相場価格となっている商品を誤って仕入れてしまうと、
販売時に赤字で販売するしかなくなってしまうので注意が必要です。
回避するためには、Keepaなどで市場相場を見ることや、
同じジャンルの商品で価格の下落がないか?動向をチェックすることが有効です。
例えば、家電を仕入れる場合、一昔前のスペックモデルは、新たに販売された機能性の高いモデルが出ると同時に価格下落が始まる可能性があります。
このように、市場価格や市場動向をチェックしながら仕入れを行うと失敗しない仕入れにつながるでしょう。
Amazon刈り取りをおこなうベストなタイミング

Amazon刈り取りを行う場合は、利益がでる商品が多くなるタイミングで行うのが良いでしょう。
下記に刈り取りに良いベストなタイミングを記載します。
・売れづらい月を狙う
・タイムセール期間中を狙う
・販売セラーが複数いる商品ページを狙う
順番に解説していきましょう。
売れづらい月を狙う
物販の売れづらい月として、クリスマス、新年会が重なった後の「<2月」。
レジャーや旅行で出費が増える「8月」。
比較的売れづらい時期だといわれています。
売れづらい時期はセラーからすると、売上げを少しでも上げたいという心理が働きやすく、売るために全体商品の、価格を下げる傾向があります。
その時期に刈り取りを行っておけば、売れる時期に再販し利益を出すことができるでしょう。
タイムセール期間中を狙う

タイムセールの期間中が仕入れタイミングとしてオススメです。
理由は、Amazonのタイムセール中は価格を大幅に下げて販売しているセラーが多いからです。
Amazonの意向として、在庫を大量に減らしたい考えがあるので色々なコンテンツに大量に広告を流しています。
なので、タイムセール対象店舗以外もこの流れにあやかるために、値下げをしています。
市場価格から値下げをしているセラーが多くなるので、セラーをチェックしましょう。
販売セラーが複数いる商品ページを狙う
複数のセラーが同じ商品を販売している場合、その商品は刈り取りの狙い目でしょう。
というのも、複数のセラーが同じ商品の販売を行っていると「ライバルよりも先に売り切りたい」という心理が働き、自然にセラー同士での価格競争が生まれます。
そして、価格競争に勝つために下げられた価格は、市場の相場よりも下がっている可能性が高いので刈り取り時と言えるでしょう。
このように、刈り取りを行うタイミングを見極めるには、販売者の心理を上手く理解するのが良いでしょう。
Amazon刈り取りの実践ノウハウ

Amazon刈り取りの実践ノウハウ6項目を記載します。
・自己発送とFBA商品の価格差を利用する
・コンディションが低い商品を安く仕入れる
・弱い商品写真を再撮影して高値販売をする
・初心者を狙って仕入れる
・市場に出回っていない商品を刈り取ろう
・付属品欠品の商品を仕入れて完品にしよう
順番に説明していきます。
自己発送とFBA商品の価格差を利用する
FBA販売とは、Amazon倉庫へと商品を納品し、Amazonの高品質な配送サービスを利用して販売する方法です。
FBA販売を利用すると、自社販売で顧客へ直接販売するよりも、スピードが速く商品を届けられ、保証も充実してます。
その理由から、購入者のほとんどがFBA販売での商品購入を希望しています。
ですので、自社販売ストアは必然的に値段をFBA販売よりも下げて販売する傾向にあります。
その心理を理解し、格差が生じた商品を刈り取ることができるのです。
コンディションが低い商品を安く仕入れる
コンディションとは、Amazonが規定した「可」「良い」「非常に良い」など商品状態を説明しているものです。
コンディションは顧客からすると、商品の購入判断の基準になります。
値段が同じなら、「可」よりも「良い」を、「良い」よりも「非常に良い」をと選択する可能性が高いでしょう。
また、コンディション決定は、セラーの主観によって行われます。
そのため、セラーの主観が
・商品状態の判断が厳しい
・間違って付けてしまう
など、度々起こってしまっているのです。
例えば、「良い」の状態のものを「可」で出品していたり、「新品」のものを微量な外箱の傷で「ほぼ新品」とコンディションを決定しているなどです。
このコンディションの相違を上手く利用することで、本来状態の良い商品を仕入れ、高値販売することができるのです。
弱い商品写真を再撮影して高値販売をする

Amazon刈り取りで、中古商品を仕入れるのであれば、写真に注意してみて下さい。
理由の前に、まずAmazonでの中古販売は、セラーが写真掲載をできる仕組みなっています。
購入者からすれば、この掲載写真で「どの程度の商品状態なのか?」を判断する貴重な材料になるでしょう。
しかし、
・写真を登録していない
・掲載写真が汚い
上記のように販売をしているセラーが複数存在します。
写真がない商品は、購入されにくいので、価格差を見て刈り取りをして再販していきましょう。
商品状態の記載コメントが少ない商品を狙う

「写真掲載」をしていないと同じぐらい信頼性が低くなる「コメント掲載」が少ない中古刈り取り案件です。
写真掲載と同じように「コメント記載」は、中古商品でアピールできる数少ないポイントです。
なので、必然的にコメント記載にこだわってセラーは多く、コメントが少ない場合は、信頼性が低く売れ残りやすいでしょう。
例えば、コメント欄に「中古品です。」だけの場合、商品状態が全くわからず躊躇してしまいますよね。
上記のような購入者が躊躇する商品を刈り取り商品として仕入れることが、利益を上げる刈り取り手法となります。
初心者を狙って仕入れる

初心者の出品者は、評価数が低いので、販売実績を上げて評価数を貯めるために、他の出品者より安く早期販売をする傾向にあります。
また、相場感や売れる感覚がまだ養われてないため、価格設定が間違いやすいですね。
なので、格安で出品している初心者出品者を見つけて仕入れをしてみるのは刈り取りに有効でしょう。
市場に出回っていない商品を刈り取る
市場に出回りにくい「限定品」や「プレミア品」を狙いましょう。
市場に数が少ない商品は、セラーが市場の需要がわからないため、価格設定が曖昧になっていることがあります。
そのため、「プレミア・限定商品」は、こちらが市場の需要を把握しておけば刈り取り対象とすることができます。
市場の需要を検索する方法は、「keepa」、「オークファン」、「ebay」
などのサイトを駆使して調べていきましょう。
付属品欠品の商品を仕入れて完品にしてから販売する
付属品の欠品がある商品は、刈り取りしやすい商品になるでしょう。
というのも、付属品が欠品で販売している商品は仕入れ価格を安くできます。
その上、仕入れ後に完品にするだけで販売価格から大きく上乗せして販売できます。
例えば、MDアンプの本体だけで販売している商品の場合、スピーカーをヤフオクで見つけてきて完品にしてあげます。
そうすれば、商品価格を高値で販売することが可能でしょう。
上記の仕入れのメリットは、欠品商品で売っている商品は、欠品商品だけで使用できないため、仕入れ価格を安くすませることができる点にあります。
実際に仕入れた商品
仕入値:4,300円
売値:6,980円
利益:1,500円
利益率:21%
まとめ
Amazon刈り取りについて詳しく解説させていただきました。
今回は、Amazon刈り取りの解禁解除から、Amazon刈り取りのメリット、デメリット、実践方法までをお伝えしました。
Amazon刈り取りは、解禁されてからまだまだ日が浅く、ライバルセラーが少ない状況なので、一度実施してみることがオススメです。
また、仕入れの際には、販売セラーの心理と、購入者の心理をよく考え、仕入れを行っていくと、
より、利益の出やすい商品と巡り会えるでしょう。
せどりで悩んでいることや、聞いてみたい事がありましたら、メッセージを頂ければと思います。
きっとあなたの力になれるはずです。
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刈り取りをマスターすればせどりマスターです!