日本一わかりやすい「Amazonせどり準備編3ステップ」

目次
1.Amazon せどりとは
Amazon のプラットフォームを使って販売する⽅法です。イメージとしてはイオンモール内に出展しているお店です。
Amazon という⼤きい影響⼒のあるお店の看板を借りて出店することで、販売に必要な集客をAmazonが代わりに⾏ってくれます。
せどりは安く買って適正価格で販売するだけで利益が出せる簡単なビジネスモデルです。
ただ、正しい⽅法を知らなければ利益を出すことができません。
今回は Amazon せどりについて解説させていただきます。
1-1.せどりのメリット
冒頭でも述べた通り、Amazon という⼤きなプラットフォームを利⽤することでお客様がたくさんいるところですぐに販売を始めることができます。
これにより仕⼊れてから実際に販売完了するまで短期間で現⾦化することができます。
1-1-1.利益率が高い
商品にもよりますが、中古品せどりでは50%以上の利益率を出すことも可能です。
また、新品せどりの場合でも 20%の利益率で資⾦を早く回すことができます。
他のビジネスモデルと⽐較しても投資⾦額に対してここまで安定して利益を狙えるものはほとんどありません。この点がせどりにおける最⼤のメリットです。
1-1-2.リスクが低い
株や FX など、副業として取り上げられるものは多額の資⾦を⼀時的に借りて⼤勝負を挑む必要があります。
⼤きな⾦額をかける分、狙い通りに価格が上がった場合は⼤きく儲けることができますが、仕組みもあまり理解していないような⽅がギャンブル感覚で適当に投資してしまって⾚字になってしまうと残るのは多額の負債だけです。
⼀⽅でせどりは100円で仕⼊れたものが1万円以上で売れることもあるため低リスクである程度リターンを求めることもできます。
では、なんでも仕⼊れて良いのかというとそういうわけではありません。仕⼊れる段階でリサーチ、販売予測をきちんとたてて戦略的に⽴ち回ることでしっかりと利益を残していくことができます。
1-1-3.入金までの期間が短い
アフィリエイトなどは報酬が確定してから実際に振り込まれるまで2ヶ⽉程度かかります。
⼀⽅せどりは⼊⾦されるまでが⾮常に短いのが特徴です。
ヤフオクやメルカリの場合は最短で即⽇。Amazon でも 14 ⽇毎に売上の締め⽇があり、そこから約 1 週間程度で⼝座に⼊⾦されます。
クレジットカードを使って仕⼊れをしている⽅がほとんどなので⽀払いまでに売上⾦が⼊るかどうか⾮常に重要なポイントです。その点ではどのプラットフォームでも銀⾏⼝座に⼊⾦されるまでの期間が短いため、資⾦がショートする⼼配はありません。
1-1-4.時間の自由度が高い
せどりは⾃分の好きな時間に出来るので、会社のように決められた時間に取り組む必要がありません。休⽇の⽇に店舗を回ったり、仕事のお昼休み時間や通勤時間の合間に仕⼊れを⾏うこともできます。
慣れてくると、ほんの数⼗分で利益が出る商品を複数⾒つけることもできます。
1-2.せどりのデメリット
どんなネットビジネス、副業においてもデメリットは必ずあります。ですが事前に把握しておくことで臨機応変に対応することができます。
また、メリットを最⼤限に活かしつつデメリットを最⼩限にすることで最短で成功ルートを描くことができます。
ではせどりのデメリットについて紹介していきます。
1-2-1.動き続ける必要がある
せどりは常に在庫を抱えている状態になります。
どんなに売れるまでの⽇数が短い商品だけを仕⼊れたとしても次から次へと仕⼊れを⾏なっていくため、売り上げに⽐例して在庫数が増えていきます。
またせどりで売り上げが上がっているにも関わらず現⾦が減っていく⽅は在庫管理ができていない可能性が高いです。
1-2-2.時間的・肉体的限界がある
店舗せどりだけではありません。電脳せどりをメインで考えている⽅も仕⼊れた商品を検品して、梱包して発送する。
常に動き続けることができなければ売り上げを上げることも維持することもできません。⼀⼈で⾏うせどりには限界があるので仕組み化をはかり、⾃⾝の労働時間を減らして収⼊を伸ばす⽅法を常に模索する必要があります。
⾃分で購⼊者に直接発送している⼈は在庫保管と発送を⾃動で⾏ってくれる AmazonFBA(Amazon が商品保管と発送をおこなってくれるサービス)を導⼊していきましょう。
仕組みとしては商品を検品、Amazon 側が指定している発送⽅法でAmazon が管理している倉庫に仕⼊れた商品を送ります。
Amazon の倉庫に届くと Amazonページ内で反映されて販売可能の状態に切り替わります。そして商品が売れていくごとにAmazon が代わりに購⼊者に商品を発送してくれます。
商品の梱包や発送を⾃動で⾏ってくれる為、副業でせどりをする上で導⼊することにより、負担をかなり減らす事が出来ます。
その他、仕⼊れも⾃動化することができれば⼿間も収⼊も⼤きく伸ばすことは可能です。その際には⼈を雇う際に発⽣する⼈件費がかかり、その⼈を管理するという新たな課題が出てくるので都度丁寧に対処していきましょう。
1-2-3.在庫を置くスペースが必要
上記の FBA サービスを利⽤しない場合、⾃宅で在庫を保管する必要があります。在庫量や商品の⼤きさにもよりますが、ある程度スペースがなければ在庫を補完することができません。
副業の⽅は発送できる時間が限定される為、発送までに時間がかかり、部屋のスペースが圧迫される期間が⻑くなりがちです。レンタル倉庫を借りることも検討してみましょう。
2.必要なもの
せどりには、作業をする上で必要となる道具が多々あります。取り扱う商品のジャンルによって変わってきますが、どのジャンルでも必要性の⾼いものを紹介していきます。
2-1.スマートフォン、タブレット端末
せどりはインターネットを利⽤して仕⼊れを⾏います。そのため、ネット環境は必須条件となります。店舗仕⼊れをする際には商品情報と照らし合わせながら仕⼊れを⾏うのでガラケーではなくスマートフォンを⽤意しましょう。
タブレット端末の場合、出先でもパソコンと同じように使うこともできるため持ち運べるタイプのキーボードと組み合わせて⾃宅と同じように効率よくリサーチすることができます。
2-2.せどりアプリ
これらは、商品の情報を取得してくれる便利なツールです。種類によっては⽉額制のアプリもありますが、初⼼者の⽅は「せどりすと」「アマコード」等の無料のアプリで⼗分です。
ですが、⾼機能なアプリに関しては⽉額制の物が多いので、ある程度収益が上がってきた際に導⼊を検討してみて下さい。
2-3.パソコン
Amazon での商品登録やヤフオクでの取引をする際はパソコンで⾏いましょう。理由は商品数が多くなればなるほどスマートフォンやタブレット端末は管理が⼤変だからです。
デュアルモニターを使えば⼤きな画⾯を2つ、3つと増やしてより⾒やすくできます。また、⽂字を打つにしても、コピー&ペーストやその他ショートカットキーを使って作業時間を短縮することができるのでパソコンは必須です。
価格は安いもので3万円程度で購⼊できます。必要投資と割り切って購⼊しましょう。
2-4.商品発送するための道具・消耗品
商品を発送するために必要な道具があります。
- 封筒
- プチプチ
- ハサミ
- カッター
- セロハンテープ
- ガムテープ
- プリンター
- FBAラベルシール
- OPP袋
- ハンディラップ
これらは、ほとんど共通して必要になってきます。場合によっては値札シールを剥がすためのジッポオイル、シール剥がしのヘラがあると発送作業を効率化できます。
2-5.Amazon 大口出品者契約料(5,390円(税込))
Amazon の FBA などを利⽤する場合は必要です。通常、商品が売れるたびに100円の⼿数料が発⽣しますが、⼤⼝出品者で登録をしている出品者は、この⼿数料が無料になります。
⼤⼝出品者になると価格改定のツールや出品ツールが使えるようになりますので、より効率的に作業を進めることができます。
2-6.クレジットカード
クレジットカードを仕⼊れに使うことでクレジットカード⾃体のポイントも貯まっていきます。貯まったポイントは商品券などに変えて利⽤したり、マイルポイントを使って旅⾏などにもいくことができます。
また、クレジットカードを使⽤することで請求を先延ばしに出来る為、うまく活⽤すれば請求⽇までに売り上げ⾦が⼝座に⼊った状態にすることができます。
2-7.銀行口座
売上⾦を受け取るための⼝座、クレジットカードの引き落とし⽤の⼝座など⽤途によって⼝座を分けることでお⾦をしっかりと残していくことができます。
ネットビジネスをする場合、以下のネット銀⾏を⽤意しておくと⾮常に便利です。
- 楽天銀⾏
- ジャパンネット銀⾏
- 新⽣銀⾏
3.Amazon アカウント登録方法
Amazon 販売⽤アカウントの登録⽅法について紹介します。Amazon 販売⽤アカウントは⼩⼝出品と⼤⼝出品の2つから選ぶことができます。
それぞれの出品⽅法によってどういった点が異なるのか解説していきます。
小口出品の特徴
⽉額の利⽤料は無料ですが、販売⼿数料のほかに商品が1点売れるごとに別途基本料⾦として100円が請求されます。⼤⼝出品は⽉額5,390円(税込)なので、単純計算で54点以下の場合、⼩⼝出品の⽅が経費を抑えられます。
大口出品の特徴
⽉に5,390円(税込)の固定基本料⾦が発⽣します。ただ、FBA を利⽤可能になる、⼀括出品ツール、注⽂管理レポートが使え、出品規制が緩和されるなどメリットが多くあります。
Amazon 転売で稼ぎたいのであれば⼤⼝出品者登録がおすすめです。Amazon 出品(出店)サービスに⾏き、⼤⼝出品をクリックして下さい。
では次に⼤⼝出品登録までの流れを説明します。
3-1.Amazon 出品者アカウント登録方法
Amazon出品者アカウント登録ページ(https://sell.amazon.co.jp/sell/account-registration.html)へアクセスし、購入者用のアカウントでログインしてください。
所持していない場合は、新規で作成してください。
登録Eメールアドレス宛に認証コードが届くので、届いた認証コードを入力して「アカウントの作成」をクリック。
次は出品者情報の登録です。
事業所の所在地を選択し、業種は法人でない限り「個人・個人事業主」を選択してください。氏名(本名/ ローマ字)まで入力したら、「同意して続行する」をクリックしましょう。
パスポートまたは運転免許証を確認しながら個人情報を入力し、ワンタイムパスワードの取得方法を選択してください。
SMSの場合は「SMSを送信する」、電話の場合は「今すぐ電話」をクリックし、取得したパスワードを入力したら「次へ」をクリックします。
クレジットカード情報を入力し、「次へ」をクリックしましょう。
ここからは、ストア情報の入力です。ストア名(お店の名前)を入力し、コードの有無(わからなければ「いいえ」でOK)、ブランド所有者かどうか(わからなければ「一部」でOK)を選択してください。
なお、ストア名は、個人名やよく分からない英単語よりお店であると認知してもらえるような名前が望ましいです。「◯◯ストア」「◯◯屋 本店」「◯◯商店 1号店」など、信頼できそうな名前を考えてみましょう。
入力が終わったら「次へ」をクリックし、最後に運転免許証かパスポート、取引明細書をアップロードします。
完了後「送信」をクリックすれば、アカウント登録における入力作業は終了です!
Amazon担当者とのビデオ面談
入力作業終了後、Amazonからの連絡または「ID認証」といった画面が表示されると、最後にAmazon担当者とビデオ面談を行う必要があります。
※なかった場合は審査結果連絡を待ちましょう。
その場合、希望の面談日時を決め、Amazonの案内に従って面談を受けてください。
面談の流れは、おおむねこのような流れになるはずです。
- 指定時刻に面談が始まる
- 本人確認のためメールアドレスを口頭で伝える
- 提出した本人確認書類と顔を照合し、写真撮影
- 審査結果の通知について説明を受ける
- 質問があるか聞かれる
面談となれば緊張してしまうかもしれませんが、目的は身元確認なので心配する必要はありません。根掘り葉掘り何かを聞かれることも基本的にはないでしょう。
面談後問題がなければ大体24時間以内に審査結果連絡が届き、承諾されるとAmazon出品者としての登録が完了します!
3-2.Amazon 出品登録方法(FBA と自己配送)
マーケットプレイスでの出品は、既に Amazon に登録されている商品ページに乗っかって出品したりAmazon 上にカタログページがない商品を新たにカタログページを作って出品する⽅法があります。
3-2-1.Amazon での出品方法(FBA の場合)
左上の、在庫⇒商品登録をクリックします。クリック後、JAN コードや型番・キーワードを⼊⼒して「検索」をクリックします。
※JAN コードがない商品は、
「商品名」・「型番」・「ASIN」で調べましょう。
商品に間違いがなければ,コンディションを選択し「この商品を出品をする」ボタンを押します。
次のページでは
- 商品管理番号(SKU)
(未入力での登録も可。その場合は自動で割り当てられる) - 販売価格
- コンディション説明
- コンディション
- フィルメントチャンネル
※FBA の場合は「Amazonが発送し、カスタマーサービスを提供します」を項⽬を選択
以上の5つを⼊⼒します。
⼊⼒が終わったら、「保存して終了」をクリックして商品登録が完了します。
3-2-2.Amazon での出品方法(自己発送の場合)
FBA で販売するためには倉庫に⼀度送る必要があります。そのとき FBA を利⽤することで⾚字になる商品があります。それはトレンド商品を刈り取りしたときです。
Amazon でトレンド商品で刈り取りをした場合、FBA に配送している間に値崩れを起こす場合があります。
そんな時に有効なのが⾃⼰発送です。⾃⼰配送の登録もできるようにしておきましょう。
出品登録をするところまでは⼀緒ですが、最後出品個数などを選択するときに⽅法が異なります。
- 商品管理番号(SKU)
(未入力での登録も可。その場合は自動で割り当てられる) - 配送パターン
※⾃⼰発送の場合のみ⼊⼒ - 販売価格
- 在庫
※⾃⼰発送の場合のみ⼊⼒ - コンディション説明
- フィルメントチャンネル
※⾃⼰発送の場合は「私はこの商品を自分で発送します」を選択
以上の5つを⼊⼒します。
⼊⼒が終わったら、さきほどと同様に「保存して終了」をクリックして商品登録が完了します。
4.まとめ
Amazon を使ってせどりをして利益を出したいのであれば⼩⼝出品ではなく⼤⼝出品を選択しましょう。
⽉額利⽤料が5,390円かかってきますが、カテゴリの制限が⼩⼝出品よりも少なく、⾃⾝でカタログを作成できるなどメリットのほうが⼤きいです。
また、⽉に54商品以上の出品はしっかりとせどりを取り組んでいればすぐにクリアできる数字です。今回お伝えした準備してほしいアイテムや出品形態を考えると初期費⽤として10万円は必要です。
10万円程度であれば⾃⼰アフィリエイトなど様々な⽅法で⽤意することは可能です。しっかりと稼ぎ続けるための⼟台を作ってスタートダッシュするための準備をしてきましょう。